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グローバル・マインド 超一流の思考原理―日本人はなぜ正解のない問題に弱いのか
日経ビジネスで宣伝されていてピンときたので買ってみた。コンサルティングが日本には馴染まないと言われていた当時にマッキンゼーに就職してから、ハーバードビジネススクールでの正解のない教育。そして、投資銀行を経て、事業会社の社長に就任していく中で感じたことが非常に興味深い。なぜ、日本人は正解のない問題(日本においては問題自体があらかじめ定義されている)に弱いのか、個人の表現の自由を尊重する意識が低いのか、スポーツのインタビューは定型なのか、日本人同士で固まっているのかということ。 本書で個人的にためになった情報の一部を挙げると日本企業の過当競争の原因、投資銀行の収益構造の重心のアービトラージの方法、投資銀行が付加価値自体を生み出していないこと、起業して10年売り上げがない会社に400億集まる理由、日本において本当のリスクキャピタルが存在しない理由、新しいことを素早く学ぶ方法、グーグルの広告が
Retail is Detail.(細部こそが小売を決める。) この考え方は、ミース・ファン・デル・ローエの「神は細部に宿る」と同じですね。 真の顧客要求事項は何かを真剣に考えた結果、ブランド構築の絶対条件として、品質向上を掲げています。 真剣に考えると行き着くところは同じなのかもしれません。 ブランド構築の考え方を知る本として、お薦めします。
私的ブランド論―ルイ・ヴィトンと出会って (日経ビジネス人文庫)
LVの哲学を徹底的に浸透させる様子が非常に印象に残りました。このプロセスにも特に二つの段階があるように思えます。 ●LVの哲学を社内に浸透させる ●LVの哲学を社外(消費者)に浸透させる ここでLVの哲学とは、クラフトマンシップに裏打ちされたメゾンブランドである、と主張していました。(=商業的なファッションブランドではない。)ここで「クラフトマンシップに裏打ちされたメゾンブランド」は非常に分かりにくい表現ですが、私なりの解釈では、職人的に品質を追求しあくまでその品質を持って勝負するブランド、というように思えました。 ここで前者を徹底している(徹底した)例としては、顧客が望むならばどんな状態の商品も直すことや、全ての製品の価格を原価に利益率を掛けて設定していることなどが挙げられると思います。後者の補足として、一般的に価格は「市場」が決めるが、仮に高い価格を設定できたとしても、あくまで自社の基準に沿った